2016年3月11日
機材メンテナンス~ギター編
こんにちは音楽コミュニケーション科坪沼です
前回のアンプメンテに続いて今回はこれ。
エレキギターですね。
Gibson Les Paul Delux 1974です。
今回の故障個所は・・・
・・・また、見た目わかりませんがw
ボリュームノブ(左上のツマミ)がガリってます。
ガリとはアンプに接続してツマミを操作した際に不要なノイズが乗る事で、
さらに今回はボリュームが突然小さくなる病も発症した為、ノブ全交換になります。
まずはノブのツマミを外します。
・・・とれました。
交換する為には裏面のカバーも外します。
・・・裏面の傷もなかなか年季が入っております。
1974年製ですので42年物です。(私も74年製)
カバーのネジを外して、中を見てみましょう。
・・・中も相当くたびれております。
ひっくりで返したので右下に見えるノブの配線をまずは外していきます。
前回同様半田ごてでの作業
・・・外しながら撮影できませんでしたので、外した後のノブと新品のノブがこちら。
左が外した古いヤツで、右が新しいやヤツです。
それでは続いて新しいヤツの取り付け作業です。
・・・スミマセン、またしても半田作業撮影できず。
取り付け終了!
隣りのノブと比較するとカバー部分が腐食しておらず違いが分かります。
続いて、インプットジャック(ケーブルさすところ)も掃除します。
こちらもカバーを取り外して、
機械部分をむき出しにして、
アルコールで掃除します。
・・・なかなか手間のかかる作業ですが、一度行えばしばらくは持ちますので安心です。
作業を終えたらカバーを取り付けますが、カバーのネジ穴が広がっているのでついでにこれも直します。
木工ボンドと爪楊枝で穴を塞ぎます。
これが、塞ぐ前のネジ穴。
穴にボンドを詰めて、爪楊枝を差し込んでカットするとこんなかんじ。
完成です。
更に、最後は弦交換!!
ダダリオの0.10-0.46(弦の太さ。mm)を使用します。
私は大体このタイプかサビ防止でコーティングされたタイプを使用します。
ダダリオの他にエリクサーも使用する場合がありますがコーティング弦はどちらも価格が少し高くなります。
ちなみに弦の箱についてる「当たり」シールはお正月に購入した際にくじ付きになっており、
2セット買って2つとも当たってw
同じ弦がまた2セット付いてきました
店員さんも「当たりを見たの初めて」と、おっしゃっておりましたw
それでは、ニッパーで弦を外していきます。
・・・作業の写真はまたまた撮れておりませんでした。
新品の弦と古い弦がこちら。
古い方は光沢がとれて黒くなります。
張り終えたら、余分な 部分をカットします。
1本づつ張り替えながら、指板とフレットを磨きます。
Les Paulの場合、全部の弦を一気に外すと、弦を支えるブリッジが取れてしまうので、ご注意ください。
・・・で、終わりました
また最後に、ちゃんと音が出るかアンプに繋いでチェックします。
問題なし
最後にくれぐれも言っておきますが、メンテナンスのプロではございませんので悪しからず。
最後まで見てくれた方ありがとうございました
さっ!明日は卒業式です!!